1.進学校と普通の高校とは?

 今日は普通の高校と進学校の違いについて書いてみたいと思う。なぜこのようなことを書こうと思ったのか先の述べたいと思う。ここで書く進学校とは偏差値70以上、普通の高校とは偏差値55~45位をイメージしてもらいたい。念のため言及しておくが、私は学歴差別主義者ではない。だが進学実績のいい学校の実態を知ることは結果を残す上で重要だと思っているのであえて書いてみるのである。

2.授業中に悪いことをしても叱るとは限らない。

 さてまず授業について取り上げておこうと思う。進学校の授業の進む速さが普通の高校と随分と違うのは知っている人も多いだろう。進学校は高校1年生か2年生までには高校までの全範囲を終えてしまう。しかし普通の高校は3年間かけて通常の履修範囲を終える。進度の遅いところでは数学C、Ⅲのどちらかが終わらずに受験を迎えてしまうところもあるくらいだ。これについてはもともと勉強が得意な生徒が集まっているのだからある種仕方のないことだが、授業風景においても違う部分はある。例えば授業中に授業には関係のないことをしていた場合の対応である。受験勉強のための塾の宿題をやっているくらいならまだ分からなくもないが、授業中にギターを弾き始める、食事をする、ルービックキューブなどの本人の趣味をやっているなどした場合はどうだろうか?普通の学校であれば、当然注意の対象になるし、下手をすれば職員会議の題材になってしまうかも知れない。しかし進学校においては仮に授業中にこのようなことをやっていても放任される場合も多いと聞く。普通の学校の人間からすればなぜそのようなことになるのか理解できなかったため、進学校の出身者に聞いてみた。すると「頭のいい子はある程度のところで止めるからだろう。」ということであった。例えば普通の高校で授業中に注意せず放っておくと、そのうちジュースだったものがお酒に変わるかもしれないし、トランプだったものが麻雀に変わる可能性があるかもしれない。しかし進学校の生徒の場合大体はルールを逸脱したとしても、自分で「まずい」と思えば自ら止めるようである。これが進学校は自由なところが多いと言われる所以である。

3.真面目が良いとは限らない。

 一般の人々からすると進学校の生徒は「真面目な生徒」というイメージを持っている人も多いだろう。確かに大枠で見れば真面目な生徒は多いが、部分的に見ればそうでない部分もある。例えば先生から作成期間が一週間以上かかる裁縫の宿題が出たとしよう。ここで本当に真面目な生徒であれば、一週間以上かけて裁縫をして宿題を仕上げるだろう。しかし進学校の生徒はこのような非生産的な宿題はむしろやらない生徒が多い。このような宿題を真面目にこなしていると受験に受からないからである。大抵は親や兄弟が代わりにやってもらうようである。他の宿題についても同様で、答えが手に入るものであればさっさと答えを写してしまい宿題を終わらせる。私は進学校ではなかったので、「それって有りなの??」と衝撃を受けた。もちろん普通の学校でも宿題の答えを写してくる人間はいるが、どこか後ろめたい感情はあった。しかし進学校であるとむしろ「何でそうしないの?」と合理性をポジティブに捉える生徒も多いようだ。しかしながら人生における時間が有限である以上、やり方を工夫しなければ到底結果を残すことはできないというのもまた事実である。

4.まとめ

 このように進学校とはイメージ通りのところもあるしそうでないところもある。大抵は受験で結果を出すという行動軸を中心に生徒は動くのであり、分かりやすいと言えば分かりやすい。この話を聞いて私自身が思ったことは、授業の進度についてはまるまる真似をするということは難しいかもしれないが、生徒自身に自治の精神を学ばせるのは良い教育だなとは思った。しかしながら授業中に1/3の生徒が談笑している環境と、2、4人くらいしか談笑していない環境とでは機能するかどうかは考える余地はあると思うが。