1.2020年3月12日が特別な日になりました。

 2020年3月12日はダウ平均工業株価指数が史上最大の2352ドル60セント安い2万1200ドル62セントとなりました。ダウ平均株価先物に関しては一時3,000ドル超える場面もありました。いや~、すごいですね~。まさか史上最大の下げ幅を記録するとは思いませんでした。一生に1度あるかないかの日なのである意味でトレーダーとしては本当に貴重な経験ができたと思います(取引してませんでしたが)。

2.大きく下げることは悪いことばかりではない。

 今回、ダウ平均株価が大きく下がったことで世界は悲観モードになっていますが悪いことばかりではありません。なぜなら短期間に大きく下げるということはその分下げる時間が短くなる傾向があるからです。例えば、ダウ平均株価が1日で3000ドル下げる場合と10日かけて下げる場合とでは、その後の下げ相場が続く期間が長くなりやすいのは後者です。景気後退や不況は訪れるかもしれませんが、一気に下げ切ってくれれば、その分景気回復に転じる可能性は高まっていきます(もちろんものの数か月でなったりはしないと思いますが)。

3.悲観モードの時は金融政策の効果は薄い

 「3月3日にFRBは単独で0.5%の緊急利下げを行ったにも関わらずなぜ?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。本来、FRBが利率を下げれば企業がお金を借りやすくなる訳ですから、たくさんお金を借りて景気が上向くはずです。なぜでしょうか?恐らく世界的に悲観モードになると企業も当然に悲観しているので、金利が安くなったからといってお金を借りようとは考えないのかもしれません。少なからずリーマンショックの時もFRBは利下げを行っていましたが、同じようにダウ平均株価がすぐにトレンドを変えることはありませんでした。もし今後、同じように景気後退局面でFRBが利下げを行った場合、大きな反発は一時的には起こるが長期的には下げるかもしれないと頭の隅に置いておくと良いかもしれません。