1.経営者にとっての末端の仕事

 ビジネスをしている人はよくご存知だと思いますが、多く方は付加価値の低い仕事は外注、もしくは雇用している社員にやらせるのが基本とされています。もし仮に借入、もしくは出資でいくらでも資金調達ができて、言われた仕事は全て遂行できる社員がいるような組織があったら経営者はいったい何をすべきなのでしょうか??

2.世の中にどんなリソースがあるのかを知ることが必要

 仮にそういった組織があったとすれば、経営者は世の中にどのようなリソースがあるかを知ることが主な仕事になりそうです。例えばキーエンスやKivaのようなセンサーやロボティクス技術の優れた会社にどのような商品あるのかを知ることはその第一歩と言えるのではないでしょうか?世の中のどの技術を自社のどの部分に当てはめれば、業績に寄与するかがある程度イメージできることが大切です。人工知能などもそうですが、「何に役立つものなのか?」が分からない限り、今まで通りの組織運営しかできないからです。そういった意味では世の中にある会社が扱っている商品について詳しくなることも1つの方法ではないでしょうか?

3.どこに当てはめると良いかを知るために末端の仕事を知る

 そうなると当然、「何を当てはめると良いか?」を知っていても、「どこに当てはめると良いか?」を知らなければ役に立ちません。そのために末端の仕事を知る必要があるのです。末端の仕事を知れば知るほど、具体的なイメージが湧いてくるものです。経営者が末端の仕事に興味がなくなれば、なくなるほど組織の業務改善はストップするという意味でもあります。本来はそのような情報収集も含めて末端の社員が自分たちで考え、当てはめてくれることが理想ではありますが、これを実現するために圧倒的な時間の余裕と潤沢な予算権限を与える必要があります(限られた時間と予算で実現するのが仕事だというのは全くその通りなのですが、この要素は与えれば与えるほど成果は比例すると考えています)。もし現在、経営している組織が自走する段階まで昇華されていないと感じている方は参考にされてみてはいかがでしょうか?