1.Uber Eatsのクーポン

 今日はUber Eatsと価格設定について考えて見たいと思います。皆さんはUber Eatsを活用されたことがあるでしょうか?アプリで注文すれば、色々な飲食店から商品を配送してもらえる便利なサービスです。初回利用であれば、なんと1,500円分のクーボンがもらえます。もしあなたが飲食店を経営しているとして、新規のお客様をUber Eatsを通して獲得したいと考えた場合以下のように値付けをすると新規顧客を取りやすいかも知れません。

【メニュー】
・唐揚げ  700円
・野菜セット500円
・ご飯   200円
・スープ  100円
合計    1500円(税込み)

2.税込金額で1,500円に合わせる。

 どういう意図が分かりましたでしょうか?そうです。クーポンの合計金額にメニューのトータルの金額を合わせるのです。そしてそれ以外のメニューは一切表示しないという方法を取ります。もし他のメニューを表示するなら、調整メニューを必ず置くべきです(ポテトS100円みたいな)。お店側の都合で考えると100円の商品は108円と表示したほうが、実務上管理がしやすいのでついついそうしてしまいます(デリバリーは消費税率8%のまま)。しかし顧客側の視点で見るとやはり計算しやすい値段の方が、利便性を感じやすいものです。そして表示してあるメニューがちょうどクーポンの金額と同じになることでフィット感があるため、そのお店を決めやすくなります。

3.価格表

 以下の表のように値付けをして、合計を調整します。 

値段消費税税込金額
¥93¥7¥100
¥186¥14¥200
¥278¥22¥300
¥371¥29¥400
¥463¥37¥500
¥556¥44¥600
¥649¥51¥700
¥741¥59¥800
¥834¥66¥900
¥926¥74¥1,000
¥1,019¥81¥1,100
¥1,112¥88¥1,200
¥1,204¥96¥1,300
¥1,297¥103¥1,400
¥1,389¥111¥1,500

4.他のクーポンにも応用できる。

 このような値付けは他のクーポンにも十分応用できます。しかし一方で値付けは理想の売上から逆算して決定したり、地域の相場から決めているお店もあるので、お店で食べる場合とあまり金額が乖離しすぎないように注意が必要です。『そんな細かい金額を気にする客層はターゲットにしてない。』というお店もあると思いますが、そういった客層の方は一度お店を決めたらリピーターになりやすいのです。ワンコインの500円弁当をずっと食べ続ける心理に似ています。人は昼食のために毎度頭の中で計算などしたくないのです。こういった客層は混み合う時間帯などを避け、来客のタイミングをコントロールすれば良いかと思います。ただデメリットも1つあります。今後、消費税が上がった際に価格転嫁しにくくなります。108円の商品を110円に変更してもお客さんはすんなり受け入れますが、100円の商品を切りのいい数字で転嫁しようと思うと200円になります。これでは消費税率が上がったから値上げしたという理由だけでは説明がつきません。するとどうしても100円のまま維持して、消費税率が上がる度に利益が削られていく格好になりやすいのです。